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Infographicで見る、Wikileaksとアサンジ氏にまつわる9つの数字

 Wikileaksとアサンジ氏にまつわる9つの真実。

Wikileaksによる最近のツイートの中で、Wikileaks及びアサンジ氏に関するデータがインフォグラフィックの形でまとめられていました。

それがこちら。

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 ジュリアン・アサンジ氏の即時解放を求め続けるサイト"justice4assange"が作成したもので、ツイッターで拡散され続けている状態です。

1. ジュリアン・アサンジ氏は4年3ヶ月前にエクアドル亡命を認められている。

ジュリアン・アサンジ氏が根拠の乏しい嫌疑をかけられてから、スウェーデン当局などから常に追われる身となっています。

エクアドルへの亡命申請が認められ、晴れてエクアドルに迎えると思いきや・・・ロンドンにあるエクアドル大使館の周りをなぜかイギリス当局が固めており、身動きが取れない状態に陥っています。

 

もちろんエクアドル大使館の中に踏み込んでアサンジ氏を拘束することはできないでしょうが、大使館から一歩でも出ようものならイギリス当局が死力を尽くして彼を縛り上げることでしょう。

このような状態は、スウェーデン及びイギリス当局による"Arbitrary Detention"、「恣意的な拘留」だとして国連が批判したのは記憶に新しいことです。

 

尚、アサンジ氏にかけられた申し立てのうち3つに関しては既に時効が成立しており、もっとも重いとされる婦女暴行に関する申し立てのみが有効となっています。

その申し立ても2020年には時効が成立するので、それまでアサンジ氏はエクアドル大使館に引きこもることになるのかも知れません。

 

申し立ての根拠が乏しいことは各方面から批判を浴びており、国連による不当拘留への批判もあいまって今度世論はよりアサンジ氏の解放に向けて傾いていくことと思われます。

2.イギリスにおいて6年間も不当に拘留されている

アサンジ氏は6年間もイギリス国内で不当に拘留されているようです。

国連による非難もスウェーデン当局は跳ね除けましたが、今後高まる世論と迫る申し立てへの時効に対してどのような対処をしていくのかが注目されるところです。

 

それにしても、同じ建物から一歩も出ず何年も滞在するというのはどのような気持ちなのでしょうか。

それも、一歩外に出たらあっという間に拘束され、イギリス→スウェーデン→アメリカ(!?)へと強制的に身柄を送られるような状況で。

 

後述しますが、アメリカに送られるとアサンジ氏はジ・エンドです。ところでなぜ国連はアメリカも非難の対象に加えなかったのでしょうねぇ。(右京風)

3. Wikileaksによる図書公開は、1000万件を超える

Wikileaksは英米を始めとした各国の機密書類を密告者から受け取り、独自のデータベースに登録・公開し検索できるように資料をまとめています。

これらの図書は過去に何度も世界を騒がせており、つい最近もヒラリー・クリントン元大統領候補に関する極秘メールが複数公開されていました。

 

更に海外の著名掲示板サイト(日本でいう2ちゃんねるなど)ではこれらの公開された情報への分析も進んでおり、

過去に相当数の各国政府高官による問題発言等がハイライトされています。

 

そんなWikileaks創立メンバーであるジュリアン・アサンジ氏がアメリカから注目されるのは避けられないわけですね。

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4. 42,135ページものFBI内部図書がWikileaksに保存されている

マラソンの距離(単位:m)かと勘違いしてしまいそうになりますが、FBIの内部資料がこれだけ膨大な数、流出し、Wikileaksへとたどり着いています。

アメリカ当局も必死にならざるを得ないことでしょう。当然FBIのみだけではなく、ホワイトハウスなどの極秘資料なども漏れている可能性があります。

 

最近も元NSA契約職員が逮捕され、NSAのトップシークレット資料が多数流出しそうになりました。

逮捕と同時期にネット上にNSAのハッキングツールといわれる怪データが出回り、それらと過去にネットを騒がせたEquation Groupとの関係も指摘されています。

 

アメリカ当局は、既に相当な数の秘密を暴露されているのでしょう。

5. イギリスはアサンジ氏の監視に、16億円以上税金を費やしている

アサンジ氏は現在もイギリス、ロンドンのエクアドル大使館に滞在しています。しかし、少しでも目を離せばヒースロー空港からエクアドルに逃げられてしまうかも知れません。

 

エクアドルがジュリアン・アサンジ氏の亡命を許可している以上は、エクアドルに逃げられてしまえばもはやアサンジ氏を追及するのは相当難しくなります。

アメリカやイギリス当局が血眼になって探しているはずのエドワード・スノーデン氏もロシア亡命後は一切詳細が分かっていません。

 

スノーデン氏の二の舞を避けたいアメリカ・スウェーデン・イギリス側としては、アサンジ氏を一歩も大使館から出すわけにはいかないのです。

 

というわけでロンドンのエクアドル大使館周辺には24時間体制で、何十人もの警察官が動員されているわけです。その費用、税金です。

これまでに約16億円ほど使っていることが知られており、税金の無駄遣いだと、国連の批判や世論の高まりも相まって国民から批判が集まっています。

 

とはいってもイギリス政府が国民の意見を聞き入れる可能性は低いでしょう。申し立て時効の2020年まで引き続きアサンジ氏は拘留され続けることが予測されます。

6. 24時間365日、アサンジ氏は監視されている

5番と似ていますが、大使館の周りを固められているだけでなく、当然アサンジ氏が行っている通信や、公演、活動など何もかも監視されています。

7. 6年間続く、アメリカ当局のWikileaks捜査

アメリカ当局は当然、総力を挙げてWikileaksを潰したいのです。ありとあらゆる手段を使ってWikileaksの運営を妨害するほか、Wikileaksそのものについて犯罪捜査を行い続けています。実に6年以上。

 

しかし、さすがのアメリカでも国境なきインターネットには苦戦しているようです。サーバーがアメリカにないからアメリカの法律は通用しません、といった簡単な話ではないものの、特に法律が重視されるアメリカではかえってがんじがらめに縛られてしまうのです。

下手に刺激するとこれ以上に機密文書を開示される可能性もあるので強硬手段にも出にくいというやりにくさ。

 

Wikileaksもやられっぱなしというわけではなく、Department of Justice(司法省)に「アサンジ氏の不当拘束をやめろ」と申し立てることを忘れません。イギリスやスウェーデンでなくアメリカに直接煽りに行くあたりがWikileaks。

8. アサンジ氏がアメリカ当局に捕まったら、最低でも懲役45年

ちなみに万が一アサンジ氏が捕まり、イギリスからスウェーデン、スウェーデンからアメリカへと身柄が渡った場合アメリカで最低でも45年程度の懲役を宣告されるようです。

 

アサンジ氏の年齢が45歳であることを考えれば事実上の終身刑です。要するに、アメリカ(=スウェーデン=イギリス)に捕まったら終わりということです。

なのでアサンジ氏も必死にエクアドル大使館に引きこもり続けるわけですね。

9. 国連人権委員会がアサンジ氏の拘留を「不当、違法」と糾弾してからはや9ヶ月

アサンジ氏の拘留については、国連の人権委員会から既に「違法拘留」という表明がなされています。

イギリス当局は聞く耳を持たなかったものの、ポリティカル・コレクトネスの観点からすればアサンジ氏は即日解放されるべきということです。

 

その表明から約9ヶ月がたった今も、状況は何一つ変わっていません。アサンジ氏は、国連人権委員会が「違法」と認めた不法な拘留を未だに受けているのです。

しかしイギリス政府にのしかかる税負担、スウェーデンでの申し立て時効が後3年に迫ったこと、対話でアサンジ氏を連れ出すことに失敗している現状ではこのまま同じ状態が続くとも、続けられるとも思えません。

 

ちなみに2016年11月14日にロンドンのエクアドル大使館にて、スウェーデンの検事正によるアサンジ氏の聴取が行われました。

当然直接ではなくエクアドルの検察官を通しての質疑ですが、約4時間にも及んだと報告されています。

Prosecutors question Julian Assange at Ecuador embassy in London | Reuters

 

しかしWikileaksの声明で、今回の事情聴取にはアサンジ氏の弁護士が呼ばれなかったということが分かっており、「明らかに違反しているプロセスだ」と非難しています。

 

アサンジ氏の不当な拘束は、いつまで続くのでしょうか・・・。

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