オチェアーノ - 情報の海に溺れて

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

オチェアーノ-情報の海に溺れて

情報漏えいの事例など、情報セキュリティ意識を高めるブログ

MENU

Wikileaksがトルコのクーデター失敗を受け「権力構造を暴く」

Wikileaks「トルコのクーデターが失敗したからトルコの権力構造晒す」

www.aljazeera.com

WikiLeaks said it would publish data on Turkey’s political power structure following the failed coup attempt.

引用元:上記リンク参照

 

衝撃的なニュースが舞い込んできました。なんとWikileaksがトルコの権力構造を暴く文書を開示するとWikileaksの公式アカウントでツイートしました。

10万以上の文書を公開するとしています。後のツイートで、30万通のメール、50万超の文書と修正しています。

 

その後、同アカウントでは継続的なサイバー攻撃を受けているとし、その攻撃元については"unsure"としながらも、トルコ政府及びその同盟国による攻撃だと推定し、この攻撃に屈せず情報公開を行うとしています。

 海外の反応

元NSA職員でアメリカの国家諜報活動PRISMを暴いたエドワード・スノーデン氏は、早速以下のように反応しています。

 訳:

(1) Wikileaksがトルコの政治に関する30万件のメールを公開すると発表(からかう)

(2) Wikileaks「サイバー攻撃を継続的に受けている

 

スノーデン氏はここまでしか書いていませんが、「誰が攻撃してるんだろうね?」という明らかな皮肉を裏に秘めているように見えます。

 

また、Wikileaksが情報公開するとツイートしたことを受けて、「Wikileaksを守って情報を開示させろ!」などと応援する声も聞かれます。

否定的な意見も

Wikileaksの書き方が、「クーデター失敗を受けて」というように読み取れる文章だったことから、クーデターを支持するかのように思えたのでしょう。

「汚れた手でトルコに触れるな!出て行け!」と強い言葉で非難するツイートもあるようですが、LIKEはたったの2件。少数派なのでしょうか。

Wikileaksはあくまで自らを「中立」であると主張

クーデターを支持するかのように思えたツイートですが、その後Wikileaksの公式アカウントは「あくまで情報へのオープンアクセスの権利」をベースとしていると主張し、情報開示予定の文書は「どちらの立場にも等しく影響する」としています。

「トルコ人は我々が政府派か反政府か気にしているようだ。だが我々はどちらでもない。」

 しかし、攻撃を受けた際のツイートで攻撃元に「トルコ政府」を挙げるなど、どちらかといえば反政府のようにも見えます。

実態はどうなんでしょう。

 

政府文書の情報漏えいについて

今回公開される予定の文書(便宜上政府文書としました)がどのようなものかはわかっていませんが、30万件のメールと50万件の文書ということで、おそらくハッキングを通じて取得したものと推測されます。

 

しかし、なぜクーデターが失敗したばかりの「このタイミングで」Wikileaksは文書公開へ踏み切ったのでしょうか。

同様の疑問コメントがツイッターに投稿されています。

 「なぜ今公開する?クーデターを助けたいのか?それとも情報漏えいさせたばかりなのか?」

とWikileaksの中立主張に懐疑的な立場のツイートも見られます。

 

確かにずっと前から文書を保持していたのであれば、情報へのオープンアクセスを掲げるWikileaksが暖めておく意味は特にないはずです。

 

「クーデターを起こす側にも、政府側にも」影響がある文書であればおそらく今回のクーデターの件にも触れているのでしょう。

そうすると、早期開示はクーデターの企てをオープンにしてしまいかねず、計画が頓挫するからあえてこのタイミングまで温存していた・・・と邪推することもできます。

 

もちろん、つい最近やっと情報を入手することに成功したという説もありますが。

 

実際のところはどうなんでしょう。情報公開の後の各報道機関による解析が待たれるところです。

 

※7.23追記

まだトルコのクーデターについてのリーク文書は公開されていないようです。

もっとも効果的なタイミングを狙っているのでしょうか。

 Coming Tuesdayで7/18付ということで、そのまま理解するのであれば7/26に公開されることとなります。

(7/19に公開されるはずだったがされなかったと見ることもできなくはないですが)

 

また、その後ヒラリー・クリントン氏に関係する何らかの情報公開を行っていることから

Wikileaksがどこかからのサイバー攻撃によって機能不全に陥っている、とは考えづらいでしょう。

 

そもそもWikileaksはあくまでグループであって、個々のメンバー全員を洗い出せているわけでもない以上

一網打尽にするのは非常に難しいでしょう。

 

来週の火曜日に注目ですね。

 

スポンサーリンク