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スノーデン氏とアサンジ氏、米検察の担当官が同一人物に。偶然か?

とある米検察官、エドワード氏とアサンジ氏を両方担当

エドワード・スノーデン氏は米NSAによる国家諜報プログラム"PRISM"を暴露したことでアメリカから追い続けられています。現在はロシアに身を隠していると言われています。

ジュリアン・アサンジ氏はWikileaks創設者で、アメリカの国防に関わる多数の機密文書を公開することとなりました。スウェーデンでの性的暴行疑惑に絡んで、イギリスのエクアドル大使館に住んでいますが周辺を警察に包囲されており、捕まればイギリス→スウェーデン→アメリカ(なぜ?)へ身柄を送還されてしまうのではないかと言われています。

 

そんな二人のケースを担当する検察官が、同じ人物になったことが明らかになりました。これは、偶然ですかね。

 

スノーデン氏、アサンジ氏とMegauploadの創設者であるキム・ドットコム氏の事件に関して、米バージニア州のアレクサンドリアという街の検察官が担当することになったのには理由があります。

もともとバージニア州がワシントンD.C.に近いこともあり、アレクサンドリアでは国防などに関連する職員の数が多いことが知られています。国防や国家機密に関連する事件というのはほとんどすべてがアレクサンドリアで取り扱われることが通例となっています。

また、アサンジ氏はこの管轄の移転にアレクサンドリアを選んだことについて、"Lawfare"だと批判しています。Lawfareとは戦争を意味するWarfareを法律で置き換えたもので、アメリカの外交関係、国際法、国内法などと照らし合わせて容疑者に対し最適かつ法的に戦争をしかけるといった意味合いが含まれています。

新たな管轄であるアレクサンドリアでは、ワシントンの息がかかった職員たちがより一層、激しくアサンジ氏やスノーデン氏を追求するのでしょう。

 

スノーデン氏らの最近の発言(’17年1月末)

スノーデン氏:

私は権力に対して抵抗しているわけではない。憲法に違反するような施策に対して抵抗しているんだ。

アメリカを再び偉大な国にしたい?なら何がアメリカを偉大にさせたのか考え尊重しろ

(ちなみにRespectではなくやや通じにくいHonorを使ったのは、Honorはトランプにおける各ゲームでの最高の手札というニュアンスもあるからと推測されます)

アサンジ氏:

"We look forward to having a conversation with the DOJ about what the correct way forward is," Assange said during a January 19 press conference. "We say, of course, that they should immediately drop their case, or they should unseal their extradition request if they have one, unseal their charges…But what is occurring in the United States is an attempt to prevent us and our lawyers getting our teeth stuck in to this case and getting standing by keeping it secret."

Assange Lawyer to Justice Department: Your Move | Mother Jones

アサンジ氏は別にアメリカに行くことはやぶさかではないようです。が、どちらかというと米国側が秘匿したい意図がある、といったような趣旨の話をしているようです。

アサンジ氏がアメリカに行き裁判や交渉に応じるとなれば世界的な大ニュースとなり、またWikileaksに世間のスポットライトが当たることとなるためです。

アメリカ側としては、できるだけ秘密裏にアサンジ氏との話を進めたいのでしょう。

 

それにしても、イギリスはEU離脱を決めたわけです。スウェーデンへの身柄引き渡しはEuropean Arrest Warrantによって決められていたと思います。

EUを離脱した以上は、形式上スウェーデンへの身柄引き渡しは必要なくなるような気がしてしまうのですが。関係ないのでしょうか。

アメリカを気にして警備は続けるんでしょうが、どうなっていくのか気になるところではあります。

 

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