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PPAPに学ぶ、SNS全盛期のトップダウン的広告アプローチ

PPAPが世界中でバカうけ、何が良かったのか?

「ペンパイナッポーアッポーペン」

 

今やSNSユーザーでこの曲を知らない人は少ないでしょう。公式ビデオが4000万弱再生され、非公式の海外向けは7000万を超えるほどの人気。

その他のコピーやMAD(改変したもの)などを含めると数億回ぐらいの再生回数を誇ることでしょう。

 

一応公式置いておきますね。


もはやお馴染みとなった感がありますが、2週間前までピコ太郎という方は正直知りませんでした。

きっとご本人が一番不思議に思っていることでしょうが、ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)はなぜここまで人気になったのでしょうか。

決定的だったのは、ジャスティン・ビーバーのツイート

約9000万人弱のツイッターフォロワーを持つカナダ人歌手、ジャスティン・ビーバーがこのビデオをツイートしたのが爆発のきっかけといって間違いないでしょう。

日本風に意訳するなら 「これクッソウケるwww」 という感じで紹介され、ジャスティン・ビーバーのフォロワーに拡散。

そしてあっという間に全世界に拡散していったのです。

著名人をさりげなく狙い、自発的に拡散させる

有名人を使って商品をPRしたりするのも、このような効果を狙ってのことです。

最近ではSNSと巧妙に融合させた広告(ネイティブ広告)なども出てきていますが、やはり有名人に広告させるのは想像以上の効果があります。

 

一方で、広告という文字を見た瞬間にその記事を避けるユーザーも増えてきています。

よくありがちなセールス記事なども、「悩み→脅す→実績→解決してくれる商品」の流れを徐々に看過されるようになってきています。

 

このようにリテラシーが向上しつつあるネットユーザーに対して効果的に訴えかけるには、自然に見せかける広告しかありません。

ネイティブ広告なども、ウェブサイトに溶け込ませて自然に見せるという効果を狙ってのことです。

 

手っ取り早くSNSで拡散するために必要なのは、「有名人による拡散」と、「自然発生的(少なくとも表面上は)なシェア」です。

一人を狙う、大多数を狙う、どちらが簡単?

例えば、10万人に対してある曲を流行らせたいとします。

ターゲットの客層が20代男性だったとして、20代男性にヒットするような広告の打ち方を考えるのは大変です。

趣味嗜好の多種多様化によって、画一的なマーケティング方法が取りにくいからです。

 

一方で、10万人以上の20代男性フォロワーを持つツイッターアカウントは結構な数あることでしょう。

また、同程度の購読数を持つブロガー(もしくはアルファブロガー)も存在します。

 

このSNS上で影響力のある数十人に対して、狙い撃ちするかのような作戦をとる方が作戦も立てやすいし、効果も見込めるのです。

なんならそれぞれの有名人に合わせて、やり方を変えるぐらいのこともできるでしょう。少人数ですから。

 

大切なのは、あくまで彼らに「自発的に」シェアしてもらうことです。お金を渡して広告してもらうのは従来のやり方とあまり変わりません。

有名人は分析しやすい

顔も見えないターゲットと違い、有名人は分析しやすいのも特徴。

 

SNSなどの利用時間や、プロフィール、作品(曲など)の傾向等その人物に関するたくさんの情報をネット上で拾うことができます。

ツイッターなどの過去の投稿を見れば、どのようなワードで検索しているか?などといった情報もわかる可能性があります。

 

そうやって個人に対して詳細にアプローチの方法を練った方が、数百万人をターゲットとするマーケティング戦略よりコストも低いし成功率も高いことでしょう。

すでに何百万、何千万というフォロワーを持つ人物であれば、シェアされればその拡散力は爆発的です。

 

有名人同士のつながりというのも期待できます。

まとめ

SNSは、従来でいえば口コミ(君の名は)や有名人を起用したCM(PPAP)という二つの側面を備えています。

言い換えれば、SNSはトップダウン・ボトムアップの両方向からの広告ルートが存在するわけです。

 

しかし、ボトムアップは「何が話題になるか」というのを見極めるのが非常に難しく、運によるところも否定できないでしょう。

同じ費用をかけるのなら、もしかしたら有名人を狙い撃ちにする方が成功率・拡散率ともに高いのかもしれません。

 

これからは、拡散しやすい・広告を警戒するユーザーも狙えるということで「いかに有名人に自然発生的に拡散してもらうか」という点に主眼を置いた広告も増えるでしょう。

特定の有名人御用達のレストランに、さりげなく広告を置いてもらう・・・とか。

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