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情報漏えいをしましょう。不倫推奨サイト”アシュレイ・マディソン”からの情報流出

人生一度。情報セキュリティ対策をしましょう。

”人生一度。不倫をしましょう”という衝撃的なキャッチフレーズと共にネット界に現れたダークSNS、通称アシュレイ・マディソン。その最低な運営目的からGoogleなど著名な広告企業からは広告の掲載を断られたそうですが、サイト規模は日を追う毎に大きくなっていっているようです。

そんな、登録している一人一人の名前がベッキーのラインやりとり並の破壊力を持つこのウェブサイトです。情報漏えいしてしまったら、世の奥様が全力で自分の旦那様の名前を検索すること請け合いでしょう。それで自分の名前が見つかってしまった日には・・・全面戦争の前触れですね。

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さて、ある意味もっとも個人情報の取り扱いに気をつけなければならないアシュレイ・マディソンですが、やらかしてくれました。なんと、個人情報が流出しましたとさ。

アシュレイ・マディソン情報流出事件の詳細

 アノニマスやLizard Squardのようなハッカー集団である"The Impact Team"が、アシュレイ・マディソンのユーザーデータベースに不正にアクセスを行い、個人情報を盗み出しました。そしてアシュレイ・マディソンに対し、”この情報を公開されたくなければ今すぐサイトをシャットダウンしろ”と脅したのです。

アシュレイ・マディソンはこの声明を相手にしませんでした。その1ヶ月後、社内の情報を含んだ情報(なんと25GB!)がネット上に公開されてしまいました。その後、いつもはうるさいツイッターも完全に沈黙モードに入っています。

元々このサイトは、運営目的も最低なら、ユーザーのアカウント情報の管理方法という意味でも最低です。ユーザーがサイトを脱退しようとすると、アカウント情報を消すためにお金を請求されるというのです。

しかも、お金を払ってユーザー情報を消しても実際には見かけ上消えるだけであって、サーバーには半永久的に残るというオマケ付。なんという極悪サイトでしょう。

しかも、GIZMODOのチーフ・アナリーさんによる詳細なデータ分析の結果、男性と女性アカウントの割合にすさまじい差が見られた他、女性アカウントが相当な確率でなんとアシュレイ・マディソン側が用意した架空のアカウント(いわゆるBOTとかサクラ)ではないかという疑いも浮上しています。

パートナーがこのサイトに登録しているかどうかを確認できる

恐ろしいことに、あるソフトウェアデベロッパーが、オンラインで調査したい人の名前かメールアドレスを入力するだけで、このリークに含まれる情報とマッチングを行い結果を出力するサービスを作ってしまいました。アクセス急増中の見込み。

(はてブ43もついてるのはどういうことなんだろう・・・)

昔は企業から個人情報が漏れたとしても中々一般人からはその情報にアクセスして有意義な情報を得るのだけでも一苦労でした。しかし、今は全く違います。ネット上で名声を得たいなどの理由でスキルを持った個人があっという間に上記のウェブサイトのようなサービスを作り出し、公表してしまいます。

尚このサービスについては、”私の旦那がアシュレイ・マディソンに登録してた。死にたい。”みたいな反響が既に多数寄せられており、引き続き不倫サイトに登録していた男が次々と処罰されている模様です。

その記事では、”絶対にあり得ない”と信じつつメールアドレスを入力したところ、アシュレイ・マディソンに登録されているメールアドレスだったそうです。その後、離婚の危機に陥っています。ひとたび自分のパートナーのそうした一面を知ってしまうと、その前までの純粋な感情を持つことができなくなってしまうのですね。

皆さんも、興味本位でこのウェブサイトを使うのは控えた方が良いかも知れません。疑うならそれなりの覚悟と勇気を持って、いざ検索。

まとめ

不倫という凄まじくセンシティブなテーマを扱っているにも関わらず、セキュリティに対する態度は甘かったことがアシュレイ・マディソンの失態でしょうか。特に、世間から攻撃を受けかねないようなトピックを扱っている以上は、こういった事態は想定しておかなければなりませんよね。

アシュレイ・マディソンは6億ドル近い訴訟をカナダで起こされており、その結果からも目が離せませんね。最近懲りずにサービスを継続したそうですが、いつまた個人情報を漏らされるか分かったものではないサービスを誰が利用しようとするのでしょうかね。ましてや、人生を狂わせる可能性のあるテーマがメインなんだから。

というか、不倫なんかやめよう。興味本位で登録するのもやめよう。ほんと。

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