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NSA監視プログラムを暴いたエドワード・スノーデン現在の姿と真相

亡国のヒーロー、エドワード・スノーデン

エドワード・スノーデンという人物について何らかの情報を聞いたことがある人は多いでしょう。エドワード・スノーデンといえばアメリカの国家安全保障局、通称NSAの元局員であり、NSAで行われていた違法・違憲な情報収集行為(とりわけ個人情報)を世間に知らしめた亡国のヒーローです。

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その才能と計算機科学に関する能力を認められNSAやCIAなど著名な機関から複数のオファーを受け取っており、その実力は指折りのものだといえます。また、本人曰くNSA時代の給与はなんと20万ドル以上(2400万円以上)にものぼり、非常に素晴らしい待遇だったことが容易に分かります。

その一方で、エドワード・スノーデンはその強い正義感から、策略や陰謀渦巻くCIAやNSAでの数々のグレー(ブラック?)な行為に嫌気が差していたようで、後のリーク事件に繋がっていくベースとなったのでしょう。

高待遇で与えられたポジションも責任者や主任といった満足できるものばかりの中で、尚エドワード・スノーデンは自身の正義感に燃え溢れていたのでしょう。

エドワード・スノーデンって具体的に何やったの?

エドワード・スノーデンは、NSAでの立場を利用し、コードネーム:PRISMという米NSAの国家規模の監視プログラムの存在を世に暴露しました。具体的にはインターネットや携帯電話のネットワークでやりとりされる膨大な情報を様々な方法で傍受・解析し、ありとあらゆるターゲットについての個人情報を収集していたとされています。

その協力者の名前にはAppleやMicrosoft、Googleなどといった名だたる企業も挙げられており世界中に激震が走りました。しかも、“米国民をターゲットにしているわけではない”という言い訳が“なら、外国のピーな情報は全部集めてたんだな?”というように各国から大きな批判を受けることとなりました。

しかも、“米国民をターゲットにしているわけではない”といいつつも“偶発的なものだ”として米国民の個人情報の収集についても言及・否定しなかったことで米国民からも大きな反響がありました。盗聴範囲の広さ・収集可能な情報の膨大さにこの事件はWikileaks以来の大型情報流出事件としてしばらくの間メディアで取り上げ続けられていたほどです。

エドワード・スノーデンはなんでわざわざ?

年収2000万を優に超える快適な暮らしや、家族を捨ててまでもエドワード・スノーデンは自身の意志、正義感を貫きました。その是非について議論するのは野暮というものです。彼はアメリカ政府によるこの情報収集プログラムが、本来人類に保証されるべきプライバシーを不当に侵害するものだと糾弾しています。

それだけの覚悟をもってリークしただけあり、自分の居場所をアメリカ政府に知られないように細心の注意を払いながら移動し続けています。捕まったらアメリカに強制送還、下手したら拷問を受けるかも知れないという危険な環境の中で、エドワード・スノーデンは上手く身を隠しながらロシアへの退避劇を成功させました。

そこまでして、アメリカ政府の行っていた巨大な不正行為を暴きたかったのです。その根性は間違いなく賞賛に値することでしょう。

エドワード・スノーデンって今は何してるの?

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元NSA職員だけあってその徹底した守秘ぶりのおかげか、中々どこにいるかという情報はつかめていないようです。ロシアに居るというのも既に古い情報である可能性があります。

職を失ったエドワード・スノーデンですが、1回あたり100万円以上ともうわさされるスピーチ業で生計を立てているようです。スタンフォード大学などでもビデオコンファレンスでスピーチを行うなど、インターネットをフル活用しており自身を“ロシアではなく、インターネットに住んでいる”と発言するだけのことはあるようです。

また、楽な業務内容・短い労働時間で高額な給与を得ていたNSA時代と違い、今のスノーデンは当時と同じことを行うのにもはるかに大変な環境に居ると発言しています。その一方で、それが彼にやる気や生きる活力を与えてもいるようです。

また、昨年9月にはエドワード・スノーデンオフィシャルのツイッターアカウントをオープンさせています。果たしてそれが、しかもNSAをフォローするという挑発ぶりです。

“自由の女神をアメリカに与えたフランスが、自国の自由に終焉を告げた”とフランス・パリでの同時多発テロ事件を受けての強行捜査に苦言を呈したりするなど、ちょくちょくツイッターを利用しては自身の意見を発信し続けています。

ジュリアン・アサンジがスノーデンをサポートするなどといった動きも見せていることから、二人が協力してまた新たなスキャンダルを暴くような展開も期待されますね。ブレない男です。

エドワード・スノーデンに関する追記:5/17/2016

SNSの必要性を信じ続けるのは国民背番号制度みたいなもの

エドワード・スノーデン氏が5月3日にthe gurdianで話した以下の内容が非常に考えさせられる内容となっています:

Edward Snowden: ‘Governments can reduce our dignity to that of tagged animals’ | US news | The Guardian

エドワード・スノーデンはこの記事の中で、”もし現代社会の中で、あらゆるデバイスを用いたとしても、ネットワーク上で人々とつながることを続けたら。政府(監視者)は利用者をまるでタグのついた動物同様に扱うことだろう”と述べています。

彼は自分がパラノイア(妄想癖)かも知れないと前置きした上で、そのようなことは技術的には既に可能でやらない理由が見当たらないとも語っています。

人々を監視する局に長年在籍し、そのハイステータスな暮らしを捨ててまで国家単位での監視を暴いた男の言うことです。

パラノイアではなく、普通にこれから起こり得ることは疑いの余地がないでしょう。

将来の情報提供者に向けて「不幸な終わりではない」

Edward Snowden: 'I'm not an unhappy ending' for future whistleblowers | US news | The Guardian

国家レベルでの監視プログラム、NSAのコードネーム・PRISMを暴いたエドワード・スノーデン氏。

人々は時に、”何か重要な情報をリークしたら、エドワード・スノーデンのようになってしまう”と彼が今いる立場を悲観的に眺めています。

しかし、インタビューのビデオ通話の際に彼は”私は今の状況が不幸な終わりではなく、むしろ以前よりも充実している”と述べています。

さらに今までよりも強固なネットワークで繋がって発信力も増したとのことで、エドワード・スノーデン氏は”情報をリークした人間はバッド・エンディングになるわけではない”という主張を行っています。

スノーデン氏の彼女もロシア入りできたとのことで、今は一緒に暮らしているのでしょうか。なかなかの充実っぷりですね。

エドワード・スノーデン、日本語の威力に驚く

なんとエドワード・スノーデンが日本語でツイートしています。確かに、140文字と限られた文字数の中で単語あたり5、6文字消費してしまう英語は不利かもしれませんね。

そうすると最強は中国語あたりになるのかも知れませんね〜。小説を書くことができるというジョークもさながら、ネットスラングである”w”を用いるなど茶目っ気たっぷりの男です。

NSAに狙われているのに・・・。

エドワード・スノーデン、現在進行形で住所不明

”人々は私がロシアに住んでいるというがそれは違う。私はインターネットに住んでいるのだ”とあたかもロックマンエグゼのネットナビみたいなことを平気で言うスノーデン氏。

住所がはっきりしているジュリアン・アサンジ氏と違って、本当にネットナビなんじゃないかと錯覚を覚えるほど。実は人工知能かも知れませんよ〜。

大使館内にいて手が出せないジュリアン・アサンジ氏と違ってスノーデン氏は常に危険にさらされていますから、住居などの個人情報には最大限の注意を払っているのでしょう。

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