infoMode

情報セキュリティからテクノロジー、お役立ち情報などを発信します。

おバカ替え歌界隈にも愛されるバッハの楽曲から、おすすめの鍵盤協奏曲を紹介

タラリーン♪鼻から牛乳〜

バッハといえば18世紀のドイツを代表する偉大な音楽家であり、バロック音楽への多大な貢献から世界的にも有名。という話をする必要もないぐらい有名な音楽家です。

そんな偉大な音楽家の有名な作品群、日本ではなぜか替え歌界隈に愛されてやまないようです。

多分もっとも有名なのは、これ。

作者(?)である嘉門達夫さんがどういうテンションでこの替え歌を作ったのか不明ですが、なるほど一度聞いたらもう純粋にトッカータとフーガニ短調を聴けなくなります。

原曲のトッカータとフーガニ短調では牛乳がたれた後、何かが迫ってくるかのような開幕を経て、荘厳なメロディーが続きます・・・がきっとそこまで聞いたことがある方は、鼻から牛乳リスナーの1/100程度でしょう。。。

というわけで原曲を置いておきます。

 

極め付けは「ハゲの歌」。バッハが聞いたらメイス片手に全力で殴りかかってきそうなぐらい酷いものです・・・がなかなかの中毒性があります。

00'年代前半の面白フラッシュブームを経験した方なら必ずや聞いたことがあるはずのこの曲は、ハゲと下ネタが大好物の小学生の間で凄まじいブームを引き起こしたことでしょう。

 

それにしてもなぜバッハの楽曲は替え歌界隈に愛されるのでしょうか。

キャッチー(というと怒られそうですが)な主旋律、それを華やかに演出する対旋律そして著作権がなく改変しやすいことも理由として挙げられます。替え歌の素材となった曲などは、ペースといい音の長さといい、日本語を当てはめやすいのも理由かもしれません。

美しいチェンバロ協奏曲を紹介。BMW?違うよBWV!

よくバッハの曲の最後に「BWVなんたら」という番号がついているのを目にされると思います。同じドイツつながりでBMWに見えてしまう方は刮目。BWVです。ドイツ語の「Bach-Werke-Verzeichnis」の略で、日本語ではバッハ作品主題目録番号と呼ばれています。長い。

BWVは多数ありますが中でもBWV 1041から1065までが名曲揃いの協奏曲コレクションです。

 

私は別にクラシックに詳しいわけでもなんでもないのですが、一時期習っていたピアノの先生がバッハを愛してやまない方で(そしてグレン・グールドの大ファン)その影響かかなりバッハの曲を聴いていました。

バッハは禁欲的な音楽で、厳かに(ある意味)感情を込めずに弾くべきだ、みたいな風潮(グレン・グールドが良い具合に破壊してくれましたが)がありますが、しかしその曲は全く持って退屈なものではありません。

 

私が聞いた中でも特におすすめなチェンバロ協奏曲をいくつか紹介したいと思います。

1. Keyboard Concerto in A major, BWV 1055

 

どうでしょう、バッハの音楽に対して持っていたイメージが結構崩れたのではないでしょうか。

恐らくバッハ警察の方々からするとこの方の演奏ですらNGなのかも知れませんが、幸いグールド先生が先陣を切ってくれたおかげかそこまで否定的なコメントで埋まることもないようです。

 

え、弾いている男の人は誰?ダヴィッド・フレイというフランスのイケメンピアニストです。

 

2. Keyboard Concerto in F minor, BWV 1056

少しノスタルジックな旋律が流れる曲です。鍵盤楽器(この場合ピアノ)とオーケストラの対話が非常に美しい曲です。寝る前に聞くととても心が休まります。LARGO(第二楽章)に入る頃には安らかな眠りについていることでしょう。(LARGOは静かに語りかけてくる)

しかしこの曲の真骨頂はPRESTOだと私は思います。(上記動画7分から)初めてこのPRESTOを聞いた時は、ここまで悲しげだが爽やかで躍動的な流れをバッハの楽曲で感じられるのかと感動しました。

 

スポンサーリンク

 

バッハといえばインベンションや平均律クラヴィーアのような、無機質と言わないまでもどこか機械的な曲に飽き飽きしていた方もいると想像します。そのような方は、こういったピアノ協奏曲を聴いてみることでまた違った印象を持つと思います。

(私はインベンション13番などにも思いを馳せることがあるのですが)

3. Keyboard Concerto No.7 in G minor, BWV1058

ドラマティックかつメロディアスに突如始まり、まるで人が歌っているかのような旋律を鍵盤の声部が奏でる美しい協奏曲です。

本当に「これはPOP MUSICか?」と思ってしまうぐらいに人の心を引き込む旋律、ストリングスだと思います。

第1楽章のあと、そよ風のように始まるアンダンテで心が洗われるのよう。ここも子守歌に非常におすすめ。そして風が収まったかと思えば嵐の前の静けさで、アレグロ・アッセイで畳み掛けてきます。

 

バッハの鍵盤協奏曲において、全楽章通しての総合力ではこの曲がナンバー1だと思っています。とても印象に残る名曲です。

4. Keyboard Concerto No.1 in D minor, BWV 1052

 

上記3曲ほど好きではないものの、お気に入りの曲の一つです。

ちょっとハゲの歌みたいな感じの入り方かと思うのですが、主旋律と対旋律による掛け合いが切羽詰まった雰囲気を演出するメロディアスな曲です。

この曲を聞くとアドレナリンが分泌される気がするので勝負事の前に聞いたりします。

 

 

という具合にバッハの曲は全てが全て機械的で、禁欲的で、単調なものではないことはよくわかったかと思います。

誰も知らないようなBWVシリーズにも名曲が隠れているかも知れないので、是非聞いてみてください。

 

スポンサーリンク