infoMode

情報セキュリティからテクノロジー、お役立ち情報などを発信します。

高齢者狙う迷惑メール特殊詐欺に要注意!被害に遭わないための対策

 

迷惑メールは巧妙化する手口を通じて、個人情報の詐取、不正な広告誘導、怪しいサービスへの会員登録から特殊詐欺などを目的として送られます。

最近は若者向けの啓発記事や、社会人を対象とした情報リテラシーの広まりを通じてそれなりにその危険性が認知されるようになってきたと感じます。

 

一方で、置き去りにされているのが高齢者です。特に定年退職後の高齢者に対して、これら情報リテラシーを教えてくれるチャンネルは多くありません。

テレビなどで行われている特集を見ることも重要ですが、繰り返し注意喚起されないと中々定着しないものです。

 

特殊詐欺では、年間数百億円単位での被害が報告され、その額は近年更に上昇しています。

本記事では高齢者を狙った迷惑メール、特に特殊詐欺関連のものをいくつか紹介し、被害に合わないための対策を紹介したいと思います。

そもそも特殊詐欺って何?

特殊詐欺といわれてピンと来る方はまだまだ多くないと推測されます。例えば、従来高齢者をターゲットとすることの多かった「オレオレ詐欺」があります。

しかし新しい手口の増加でオレオレ詐欺はもはや氷山の一角でしかなくなったため、それらの新しい手口とオレオレ詐欺をまとめて特殊詐欺と呼びます。

具体的には、従来のオレオレ詐欺に加えて下記の様な詐欺を含みます:

 

・架空請求や低利子融資などありもしない金銭・金融関連の詐欺

・ギャンブル必勝法や絶対儲かるなどと謳う情報商材による詐欺

・異性(若い女性など)との交際を仄めかし、金銭を振り込ませる詐欺

 

など。特殊詐欺では、オレオレ詐欺に加えてお金、ギャンブル、異性との交際が三大トピックです。もちろん、必ずしもその限りではないことも注意が必要です。

どんな風にして被害に遭うの?どうすれば?

多くのニュースサイトなどでは、要点を簡潔にまとめて対策などがまとめられています。しかし、具体的なメールの内容までは公開されないことも多いようです。

そこで一度具体的なメールの内容を見て、どのような手口かを確認してみましょう。

*URL=ウェブサイトのアドレスのことです

金銭・金融関連の詐欺

「簡単なステップで即日振り込みます!お電話での申し込み→不正な番号 WEBお申し込み→不正なURL」

というものから

「督促状:仮執行宣言付支払督促状」「年金未納額の連絡」

と脅しから入るものまで実に多様な種類があるのが金銭・金融関連の詐欺です。

 

それらは最終的に全て「お金を騙し取ること」を目的としているため、必ずお金を巻き上げるためのアクションがあります。

また、「1000万円当選おめでとうございます!」といったような一見お金がもらえそうな詐欺メールも、やれ紹介料、事務手数料だなんだとお金を巻き上げていきます(お金はもらえません)

 

当然、100%詐欺です。

 

この手の金融詐欺は手口が悪質化・巧妙化しており見破るのも容易ではなくなっています。

確実な対策として、大手銀行・金融機関以外のどのような場所でも金銭に関わる交渉をしないことを徹底しましょう。メール、電話、アポ、など全て無視しましょう。

怪しい情報商材による詐欺

「[FX]世界中のトレーダーが驚いた!絶対にFXで勝てる方法を伝授します→不正なURL」

「パチンコ必勝法!パチプロが教える必勝法と遠隔の対処法」

などといった怪しげな情報商材をダシにしてメール読者を詐欺に引き込もうとします。

そもそもギャンブルに必勝法があったらギャンブル性が崩壊するという大前提を忘れてしまっている気がしますが、美味しい話となると人間は冷静な判断力を失うようです。

 

当然高額な情報商材代を請求されたり、別の更に高額な情報商材を紹介されることもしばしば。

抱き合わせ商法やフリーミアム(例えば商材の第一章まではタダ、全章は10万円、など)といった手口も。

特に「必勝法」や「教える」というキーワードと、「無料」などといった言葉が組み合わさった場合は要注意です。

 

「ロト7の当たり番号教えます!」とか絶対にひっかからないようにしましょう。

 

異性交際を仄めかす詐欺

例えばある日突然、このようなメールが届きます。

「スタイル抜群な女性を紹介します!デート確約!詳細はこちら→不審なURL」

「女優・モデルの卵紹介します。詳しくはこちら→不審なURL」

というメールが届きます。

スポンサーリンク

 

 

下心により直結しやすいという理由もあり、被害にあってしまう人が報告されています。

実際には女性の紹介料やキープ料など様々な名目で金銭を請求されることになります。

 

女性に会わせるパターンなどもあるそうで、手口は巧妙化する一方。この手の「直球」なメールは100%詐欺だと思うべきです。

 

また、このように個人情報を不正に取得するようなものもあります。

 

「お久しぶりです、○○(女性の名前)です。中学時代の同窓会を企画しましたので、詳細を確認して出席できるか教えて下さい☆ (その後不審なURL)」

 

女性の名前(それもどこにでも居そうな)を利用して男性の下心を刺激し、「中学」の同窓会というフレーズや別に出欠確認だけならいいかと思わせる。

男性を上手く誘導しながら、心理的なハードルを下げるためのテクニックが盛り込まれていることに気づきます。

 

そのままアドレスをクリックすると、謎の入力フォームのようなものがあるウェブサイトが出現し、個人情報を入れて送信したらそれっきりということも。場合によっては、悪質な出会い系サイトに誘導されることもしばしば。


「メルアド変えたのでこっちに連絡下さい!親密な人にだけ送ってます!→○○」

などもよくあります。

特殊詐欺メールの重要な特徴

特殊詐欺のメールは、注目すべき重要な点が2点あります。それは、詐欺の目的を考えることで見えてくるものでもあります。

特殊詐欺は結局「金銭を不正に巻き上げること」が目的です。つまり、被害者からお金を奪い取るためのアクションが必ず必要です。

 

ということは、特殊詐欺を狙う迷惑メールは、

 

「金銭の移行を伴うアクション」

分かりやすくいえば

「お金を振り込むという行動」

を被害者に起こさせる必要があります。

 

あれ、オレオレ詐欺と一緒ですね。だからまとめられて特殊詐欺、というわけです。

普段受け取るメールを見て、よく考えてみれば分かるのですが「金銭の移行を伴うアクション」を起こさせようとするメールはほぼありません。

 

大体、決済後の通知メールであったり領収書の送付など、「金銭の移行が終わったこと」を知らせるメールです。

最近では手口が巧妙になっておきており、導入部ではお金の話を匂わせず、被害者が食いついてきたら「お金を振り込むという行動」に誘導してきます。

 

いずれにせよ、お金を振り込まない限り詐欺が成立しないので仮に導入で騙されても「お金を振り込ませよう」としてきたら100%詐欺だと思って、無視、アクション停止、しましょう。

本当に支払いが必要なものなら、必ず信頼できるルート(身元がはっきりしている機関からの郵送)で督促が来ます。

 

もう一つの特徴として、被害者を食いつかせるためのえさ、つまり「うまい話」がセットになっています。金銭の受け取り、ギャンブル必勝法、魅力的な異性との交際、など。

お金を振り込むというアクションは並大抵の動機では起こせません。被害者が「高額なお金を振り込んででも得たい」と思うほどの対価が必要です。対価がないのに特殊詐欺にお金を振り込む人はほぼいません。

まとめ

高齢者社会になった日本では、今後高齢者を狙った特殊詐欺は更に増えていくものと予想されます。

被害に遭わないためには、以下の3点を徹底してください。

 

1.とにかくお金に関する話・契約は、大手金融機関・銀行以外で絶対にしない

2.お金を振り込むというアクションを求められたら100%詐欺だと思い、振り込まない。心配なら第三者に相談。

3.うまい話はありません

 

いくら手口が多様化・巧妙化・悪質化しようが結局はお金を振り込ませることが最終目的です。

それをきっちり認識していれば、詐欺にあう可能性は下げられるでしょう。謙虚に第三者に相談する姿勢も、これからの時代は重要です。

スポンサーリンク