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情報漏えいでデスノート化するインターネット、キラ化するネット社会

名前を書かれた人間が心臓麻痺などで死んでしまう死神のノート、デスノート。

それを正義感溢れる学生が拾い、犯罪者の名前をひたすら書き込み世界を正しい方向に導こうとする。

 

その衝撃的なストーリーが社会的な共感を呼んだのか、デスノートはたちまち社会現象になりました。

 

当時は、デスノートマジ欲しいなどといった声もよく聞きました。それだけ、皆「キラ」の存在を望んでいるのかもしれません。

最初の方の勧善懲悪的なストーリーにスカッとした気分を覚えた人も多いことでしょう。

 

 

ところで、今のインターネットはどうでしょうか。例えばツイッターなどでバイト先の悪ふざけを投稿したAさんのケースでは、名前・住所などがたちまち特定され

あっという間に実名とバイト先の悪ふざけが紐付いた状態でネット上に残ることとなりました。

 

検索エンジンやSNSが生き残る限りこれらの情報は半永久的に残り続け、ふと名前を検索された場合実名(悪いと顔写真付きで)でヒットします。

他にも事件の被害者に関しても「どんな人が被害にあったんだろう?」という興味、あるいは加害者を擁護する目的で詮索が行われることもあります。

 

それらは被害者からすれば二次被害であり、特に性犯罪の場合は被害者の人生にとっても重い意味を持つことになります。

 

最近だと、高畑裕太容疑者の関連報道でしょうか。

 

ネット社会におけるインターネットとデスノート、妙に似ていませんか?


インターネットに実名と悪行がセットで書かれれば、社会的に抹殺される

今や誰もがインターネットにアクセスできる時代、気になる人についての名前の検索は初歩中の初歩と言えます。

 

企業の採用担当者も名前で検索し、「なにかやらかしていないか」や「どんな人なのか」を調べることは当たり前です。

この人彼女にしたい!とか彼氏にしたい!などという場合、とりあえずネットで検索するパターンもあるでしょう。

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そんな時に過去の悪行が実名とセットで残されてしまっていると、知れ渡ることになります。

内定が取り消されたり、採用してもらえなかったり、初対面のはずなのに距離を置かれたり、といった結果に繋がります。

 

自分は相手の事を知らないのに、相手は自分のこと(しかも悪行)をバッチリ把握している・・・というわけです。

ちなみに悪行でなくても、例えば素敵と思った男性が「入れ食いw」なんてツイートしていたら幻滅することでしょう。

 

デスノートならぬデスネットですね。

キラは、社会か

ツイッターなどを監視している人間が、「許せない」「鉄槌を下す」もしくは「これは燃えるな」と誰かが思ったら最後。あっという間にSNSで拡散されます。

それに気づいても手遅れで、アカウントを非公開にしたところで魚拓やインターネットアーカイブ、キャッシュなど様々な手段で証拠が残るのです。

 

その後関連する写真(顔)と、実名、悪行の内容が半永久的にネットに残ることとなります。

削除要求なども可能ですが、ネットユーザーは検閲などに過敏に反応することが知られています。

 

削除要請により1つ記事が消えても、その後3つぐらい新しい記事が書かれ、まとめサイトで拡散。

しかも運営者もよくわからない、運営サーバーは海外、など日常茶飯事。つまり消せないと理解した方が良いでしょう。


デスノートでは殺人のためには顔と名前が必要ですが、作中では対象は「犯罪者」に絞られていました。

インターネットでは、顔(写真)と実名、さらに悪行や犯罪がセットで書かれた瞬間、社会的に抹殺されます。

 

違うのは抹殺するのはキラや死神の仕業ではなく、社会だということです。

しかも、常に抹殺対象を監視する軍団までいるのです。ツイッターやFacebookなどを特定キーワードで検索する、といったことが行われます。

 

注目を浴びやすい事件としては、いじめ、バイト先の悪ふざけ、AVなどが挙げられます。

今はツイッターが狙われていますが、写真リッチなインスタグラムなどもそのうち同程度の監視が行われることでしょう。

 

またデスノート作中ではあまり問題にされませんでしたが、こうした罰は冤罪の可能性を大きく秘めています。

特に検証も行われないまま情報が拡散してしまうのは非常に危険な状態でもあります。

 

直接命は奪いませんが、人生に大きな影響を与える「デスネット」は確かに存在し、しかも誰でもアクセスできるのです。

当然晒す行為自体も場合によっては名誉棄損罪などに当てはまる場合もありますが、必ずしも当てはまりませんし、

 

そもそも悪いことをしているのに開き直るとは何事だ、というようにさらに批判が強くなることも。

 

どこまで何をやったら法律違反なのか、グレーなところは弁護士でも意見が分かれるんですから一般人はわかりませんよね。

 

インターネットの恐ろしさに気づこう

特に若い人に多い傾向ですが、あまりにもプライベートな情報をオープンにしすぎな人は注意しましょう。

自分が投稿した写真がどこでどう使われるかわからないということを自覚すれば、下手に写真なんか投稿できないはずです。

 

キラがデスノートで犯罪者を裁くとき、名前と顔が必要ですよね。
同じように、ネット社会で抹殺される場合同じように名前と顔が必要です。

 

別に何一つ悪いことをしていないなら名前と顔を晒しても良いわけです・・・が

膨大なツイートやSNSの投稿のすべてが「良い」ユーザーなんかいませんし、いたらそれはそれで気持ちが悪いです。

 

というわけでどうあってもネガティブなイメージを持たれる可能性があるのがインターネットですから、特に顔写真の取り扱いは気をつけましょう。

友人や家族、恋人の写真を了承なく勝手にアップロードすることも、極力控えるべきです。現代のマナーともいえるでしょう。

 

十分に注意したいものです。あと当然、悪い事はやめましょう。

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