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誰も触れないジュリアン・アサンジの真実と現在の姿。Wikileaks創始者?冤罪?

ジュリアン・アサンジと言えば言わずと知れたWikileaksの創始者で、現在はエクアドル大使館に半ば幽閉されている。なぜ、幽閉されるようになってしまったのか。その謎に迫る。

そもそも、ジュリアン・アサンジって?

ジュリアン・アサンジとはオーストラリア出身のプログラマー兼ハッカーです。ジュリアン・アサンジはなんとたった16歳の頃に、米国国防省やNASAなどの世界に名だたる複数の政府系機関などにハッキングを試み、成功させている。

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たった16歳という年齢で、既にハッキングの腕はトップクラスだった。彼はオーストラリアの名門メルボルン大学で学問を学ぶものの、卒業するには至らなかったそう。

その後度重なるハッキングを重く見たオーストラリア当局が彼を逮捕するが、彼の幼少の頃の家庭環境や特に悪意を持った攻撃ではなかったことなどを理由に罰金だけで済ませている。

その後はハッキングのみならず、プログラミングを駆使してオーストラリアでのISP立ち上げなどオーストラリアのインターネット環境を構築する上でとても重要なポジションを担っていた。

ジュリアン・アサンジが創始者、Wikileaksって何

Wikileaksという名前を聞いた事がある方は多いはず。創始者という立場もあり、Wikileaksとジュリアン・アサンジは切っては切れない関係にある。

Wikileaksとは、国家機密などの漏えい情報を主体として構成されたWikipediaのようなサイトだ。一躍有名になってからはウェブサイトのデザインなども幾分モダナイズされた感じがあるが、昔はテキストベースで、漏えい文書へのリンクが書かれていたなどと言われており、その進化は目を見張るばかり。

以前Wikileaksはいわゆるダークウェブ上に点在するウェブサイトの一つで、その存在を知る人間で無い限りは到達することができない場所にあったそうだ。しかしながら2007年、著名編集者をWikileaksの運営に参加させようとした結果、その存在は世に知られてしまう。

例えば内部関係者がリスクを承知の上で機密文書を公開したとしても、昔はその履歴からあっという間に情報を公開した人間が特定される。そのため、不都合な文書をリークした人間が逮捕されるということが日常茶飯事になってしまっていた。

Wikileaksはその高い匿名性をセキュリティを武器に、こうした内通者が情報をリークしやすいような環境を整えるのが目的だったと言われている。その結果、米国などの機密文書が大量にリークされることとなる。

で、なんでジュリアン・アサンジは幽閉されているの?

ジュリアン・アサンジはスウェーデンにおいて二人の女性と性的関係を持ったが、その関係が強制されたものだった可能性があるとして2010年に起訴されている。とても興味深い点は、一度はジュリアン・アサンジに対する起訴を本事件の検察官(それも主任)が取り下げていること。

そうした状況にも関わらず、恐らくはスウェーデン政府の圧力のもと、検察のお偉いさんが再度捜査を開始したという。その後、アサンジはインターポールから国際指名手配されることになる。もちろん、元はスウェーデン政府からの強い要請だったと言われている。

アサンジはその後自らロンドン警察に出頭するが、何度も保釈を取り消される。(またスウェーデンからの要請だったと言われている)。その後高額の保釈金を払い釈放され、エクアドル大使館にアサンジが逃げ込んだところから幽閉が開始される。

そう、エクアドル大使館から一歩でもアサンジが外に踏み出した瞬間、逮捕してやろうという魂胆なのだ。結果彼は数年間エクアドル大使館にこもりっきりになっている。

そして、逮捕された場合は、アサンジはスウェーデンに移送されることになっている。その後、アサンジはスウェーデンからアメリカへ強制移送される可能性があり、そこが最大のミソだ。

なぜ、ここまでスウェーデン政府はここまで疑惑だらけの性的暴行事件に固執したのか。

実はスウェーデンはアメリカ独立に際して、中立国の立場ながら初めてアメリカを国として認めたという背景がある。他にも北朝鮮と外交窓口を持つ数少ない国として知られ、アメリカと北朝鮮の橋渡し役になったりもしている。更には友好通商条約まで存在するなど、この二つの国は意外に関係が深い。

そして、アメリカはWikileaksによって甚大な被害を被ることになった。特に、Wikileaksに暴露された軍兵士による市民や記者殺害動画は世界中から大きな批判の声が上がる事となった。

その他26万点近い機密文書が一斉に公開されてしまっていることから、アメリカ政府としてはWikileaks創始者で、絶大な影響力を持つジュリアン・アサンジをなんとしても捕まえたいのである。

しかし、あくまでジュリアン・アサンジはWikileaksの創始者ではあるものの、アメリカの機密文書をリークした本人ではない。しかし彼が野放しのままだと、今後またどんな内部からのリークが行われるか分かった物ではない。

本当にジュリアン・アサンジ逮捕にアメリカ政府が絡んでいるの?

時系列を考えると、ジュリアン・アサンジは2010年の8月下旬に強姦容疑をかけられる。しかし、この時点ではまだアメリカの関与は無かったかも知れない。もちろん、機密文書公開の動きを嗅ぎ付けていた米当局による介入も否定できないが。

そしてWikileaksのツイッターは同年11月22日に、米軍の文書を大量公開するとツイート。アメリカの抗議や制止にも知らんぷりで、28日には文書が公開開始されることとなった。そしてこのスキャンダルは一瞬で世界中を駆け巡り、各国首脳に激震を与えることとなる。

その後30日に、ジュリアン・アサンジはスウェーデン政府の要請を受けてインタポールから国際指名手配されることとなる。あまりにもタイミングが出来過ぎていると感じるのは私だけだろうか。

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ジュリアン・アサンジの現在の姿

2016年2月9日現在、未だにジュリアン・アサンジはエクアドル大使館に事実上幽閉されたままだ。 4年以上に渡る幽閉生活はさぞかし辛いものであることは間違いないものの、一方でインターネットにさえアクセスできればジュリアン・アサンジは様々な活動ができるため、退屈はしていないと思われる。亡国のリーカー、エドワード・スノーデンの支援等も行っているそうだ。

相変わらず大量の警官が大使館周りを警備しているのだが、これらの警官のキャリアに対するダメージ(大使館周りの同じ場所だけずっと警備していることの無意味さ)や、イギリスが使った税金(20億円以上と言われる)などから段々とイギリス国内からの圧力も高まってきている模様。

また2月9日には、痺れを切らした(?)スウェーデン検察が、エクアドル大使館に引きこもるジュリアン・アサンジと面会および強姦事件についてのインタビューを行う考えがあるとのニュースが入った。

国連の”アサンジ氏のエクアドル大使館包囲網は、恣意的な拘束である”との事実上の批判を受けてのものかと思われる。もちろんスウェーデンとイギリス当局(アメリカは含まれなかったのかな?)は即座に反応し、論外だという反応を見せた。しかしながらこの発表をアサンジは彼の支援者に対して大々的に発表したのである。

そのときの彼の顔を見る限りでは、顔はとても活気と生命力に満ちあふれており私達が心配するようなことは少ないのかも知れないという印象を受けた。

今後国連の声明を受けてイギリスやスウェーデン当局が態度を軟化させる可能性はないと思われるものの、本事件は時効が10年であることから最長そのぐらいまでジュリアン・アサンジは拘束され続けることになるかも知れない。その間、スウェーデンは怒り続けイギリスは無駄金を大量に使い続け、国民の大きな批判に晒され続けることになるだろうが。

もちろん時効になったらなったでまた別件逮捕をでっち上げるのかも知れないが。報道の自由を訴える今後のジュリアン・アサンジの姿に注目していきたい。

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