infoMode

情報セキュリティからテクノロジー、お役立ち情報などを発信します。

他人に嫌われない、問題にならない為のSNS投稿方法まとめ

日本人は世界一本音と建前をうまく使い分ける人種。昔ではリアル(ネット上の繋がりに対して、ネットでは現実の世界のことをリアルと呼ぶ)ではおしとやかに建前を振りまきながら、心の中、つまりは本音の部分を2chなどといった匿名掲示板に書きなぐる。よくある光景だった。

スポンサーリンク

 

しかしFacebookやTwitterなどのSNSサービスとお手軽なスマホの台頭により、その境界線が少しずつぼやけてきているように思える。

実名のまま別の人物を猛烈に批判したり、情報を漏らしたり、嫌われるような内容を投稿する。そういった行為が徐々に浸透しつつあり、本音と建前を使い分ける民族No. 1としてこのままじゃ駄目だということで、特に実名SNSで注意すべき事項をまとめてみました。

 1. “実名で発言している”ことを強く意識する
 2. 必要以上に攻撃的にならない
 3. 公になっていない情報は、拡散する前に考える
 4. 必要以上に自分を着飾らない
 5. 選ぶ言葉に気をつける
 6. 写真や動画はできる限り投稿を避ける

1. “実名で発言している”ことを強く意識する

ネットはとてもお手軽。ましてやスマホが普及したおかげで、いつでもどこでも誰でも瞬時に世界中に情報を発信できる。もちろん世界中の人間がある特定の個人の情報を常に監視しているわけではないので、全員に読まれることはない。
しかし、“何かあった時に”世界中の誰からでもアクセスすることができる。つまりの公共の場にある。公共の場にあっても匿名掲示板では容易には個人を特定できないことからある程度守られてはいたが、Facebookなどではそうはいかない。実名を伴って発言を行う以上は、リアルで影響が出てくることも考えなければならない。


例えばSNS上で会社に対する悪口を公開のまま書いていたら会社にばれて解雇された。過去に未成年飲酒などを堂々とアップロードしていたのが採用担当者に見つかった。このような事例は後を絶たない。想像以上に多く起きているのが現実だ。
どれだけリアルで本音と建前をうまく使い分けられていたとしても、ネットでも同じように使い分けられていなければ今時意味がない。

採用担当者や取引先、営業などでのGoogleでの人名検索やFacebookでの実名検索など当たり前の時代において、ネット上においても本音と建前を区分し、しかるべき方法で発言することが求められている。テレビ局や制作会社でも情報源はネット、というのは少なくない。
スマホなどお手軽にネット上に情報発信できるようになったからこそ、発信する情報はより注意深く選別する必要がある。

2. 必要以上に攻撃的にならない

ネットでは顔も体も見えない。年齢も分からない。体格差もわからなければ、年齢差もわからない。だから少し気が大きくなる、端的に言えば調子に乗ってしまう人達が存在する。

しかし、いくら赤の他人だったとしても積極的に喧嘩を売りに行く必要はないと思う。気を大きくした人間というのは得てして強い言葉を使う傾向にもある。
簡単に意味の強い言葉を使うべきではないし、特にネット上では不特定多数の人間が目にするところとなるのだから、見ていて不快になる人が存在する言葉はできるだけ避けたほうが良い。それは差別用語だったり、汚い言葉だったり、色々あると思うけれども。

人と人との間がインターネットという一見目に見えない(矛盾する表現だけれども)クッションのおかげで曖昧になってしまっているけれども、要は不特定多数の人物が居る部屋で発言しているようなものだから。
事なかれ主義を推奨するわけではないけど、必要以上に他人を攻撃することはない。

3. 公になっていない情報は、拡散する前に考える

世の中には公になっていない情報というのはたくさんある。もし自分がそういった情報を知っているのならば、それを発信する前に一度考えて。“何のためにこの情報を公開するの?”“この情報は公開して意味があるの?”“この情報は公開して良いの?”

特に理由もないのに公になっていない情報を公開することはない。公開しても無意味な情報だって公開する必要はない。世の中は既に情報で溢れてしまっているから。そして公開すべきでない情報を公開するなんてもっての外だ。


簡単なチェックができる。その情報に関連・影響する人間に、“この情報を公開して良いですか?”と聞いてゴーサインが貰えるかどうか想像するだけ。そう、聞く必要はない。想像してみる。それでゴーサインを貰えたら後は自己責任だ。
これだけの情報が溢れる中で、まだ公になっていない情報にはほとんどの場合公になっていない正当な理由がある。何か情報を公開するときは、よくよく考えるようにしたい。

4. 必要以上に自分を着飾らない

(2)でも触れたが、ネット上では出身も見た目も性別も体格も年齢も何もかも自己申告。写真を載せたって偽者の可能性がある。プロフィールは嘘の可能性がある。特にSNSなどの情報は全て信頼ベースで物事が成り立っている。
だからこそ、いくらでも自分を盛ることができる。例えば今、私が“海外の政府系機関で働いていたことがある”と言ったとして、この投稿だけではその真偽を判断することはできない。そう、いくらでも盛ることができる。


また、実名で公開していたとしても、その人物の行動を逐一把握しているわけではない。連日とても楽しそうな状況や美味しそうな料理の写真をポストしている人間がそのイメージ通りの生活を送っているかどうかは疑問符がつく。
人間誰しも自分をよく見せたい欲があるから、一日、一週間、一ヶ月、一年の間でピークだったときの写真をポストしたいだろう。どうでも良い一日よりは。
しかし、できればやめた方が良い。むなしいだけだ。等身大の自分をさらけ出した方が共感が得られる。

5. 選ぶ言葉に気をつける

リアルで他人と会話している限りにおいては、自分になじんだ言葉が優先的に出てくる。しかし文章を書くとなると、自分が普段使わないような言葉も交えて書くことができる。
それは良い方向に働くこともあれば、裏目に出ることもある。例えば必要以上に強すぎる意味を持った言葉を使ってしまったり、方言だと思っていたら実は差別表現という言葉だったり、いろいろなシチュエーションが考えられる。


ネット上で投稿するときには、前述の通り誰が見るのか分からない。であれば誰が見ても問題ないように一般的に受け入れられている言葉を使おう。不快感を与えるような言葉はもちろんのこと、差別的表現や強めの方言、今一意味を理解していない言葉、表現、言い回し。できる限り避けるべきだ。


私もそうするよう努めてはいるけれど、結構難しい。

6. 写真や動画はできる限り投稿を避ける

もちろん写真や動画をシェアするのが目的なんだ!って言われると思う。その通りなんだろうけれど、じゃあexif情報消した?自分が鏡とか窓ガラスとかギターで反射して映ってない?動画には赤の他人が移ったりしていない?細かいことを言えば著作権放棄されていない企業のロゴとか映っていたりしない?
細かいことを言い始めれば写真に企業のロゴが映っていたら著作権違反になりかねない。親告罪のうちはいいけれども、TPPの関係もあるし、どうしようか。


ちなみに例えば大手ストックフォト各社では、“モデルリリース”“プロパティリリース”などといって写真に含まれる人物や、企業などのロゴその他特徴ある物件について“不特定多数の人間に営利目的で配布して問題ありませんね?”という確認書類を求めてくる。本当は、そういうことをしなければいけないんです。知らない人もそれなりに居ると思うけど。

SNS上の個人の写真にそう目くじら立てる人もいないとは思うけれども、そういった背景もあることを十分に理解して、情報を流出させたり写すべきでないものを写さないようにするなど十分に配慮してから、投稿しよう。

まとめ

口うるさくいろんなことを書いた。ああだこうだと書いたけど、結局のところは全部老婆心から来るものだ。だって個人がどのような情報発信を行おうが、それはその個人や所属組織の責任であって私には関係ないから。
でも、これだけ世の中で情報漏えい事件だったり、犯罪予告だったり、ツイッター炎上だったりいろんな事故が起きてる。そのような状況がずっと続かないよう、少しでも総合的なネットリテラシーの向上の助けになれば幸いだと思う。


上で述べたような点は、意識しておいて全く損はない。多少行動が制限されて不自由に感じるかもしれないけれど、それ以上にリスクを低減してくれる。少しでも、未来のネット炎上事件がこの記事で減ってくれることを願うばかりです。

スポンサーリンク