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情報漏えいの事例など、情報セキュリティ意識を高めるブログ

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堀北真希マンション流出問題、なぜ従業員は情報を漏らしてしまうのか

堀北真希と山本耕史が賃貸探し中、ツイッターにて流出

センチュリー21という不動産仲介の従業員が堀北真希と山本耕史が賃貸を探しているとして、35万ほどの賃貸を紹介したというツイートが大問題になっている。
事の発端は当該ツイートが見つかり、それがネット上で急速に拡散されたことによる。当然企業の従業員には、業務に関連する守秘義務があるがそれが全く守られていなかったことになる。

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更には値段と場所から恐らくこの物件ではないかというアタリまでつけられてしまっている。ケチがついた以上このまま堀北夫妻(山本夫妻)が契約するとは思えないが、例えば契約後にこのようなリークが行われれば住所が割れてしまったことになる。非常に重大だ。

従業員からの漏洩問題は今に始まったことではない

別に従業員からの個人情報リークは今に始まったことではない。過去には有名スポーツ選手や国民的アイドルグループの一員がホテルに泊まった、病院に来た、など様々な流出事件がある。

過去にはジャニーズの人気グループ”嵐”の櫻井の宿泊した部屋の漏洩まであり、「泊まっていたベッドに寝た」などとツイートしてしまう始末。非常にたちが悪い。


当ブログでも何度か情報漏えいの経路などについて触れているが、情報漏えいのうちもっとも防ぐのが難しいのが内部からのリークだ。以前も述べたが結局情報を管理しているものからのリーク防止は信用ベースでしか行われず、情報を管理する人間の気持ち次第で何とでもなってしまう。だから標的型攻撃が行われるわけなのだが。
やはり、一般人にとって有名人や芸能人を見かけると心躍るもの。誰しも有名人を見てそれを身内や友達に話した経験は一度ぐらいあるはずだ。

つまり、誰しもこのような情報を漏らしてしまう可能性は持っている。こうした情報を漏らす従業員の心理は簡単だ。自慢したい。報告したい。それだけ。それ以外にありえない。悪意を持ってリークする場合は週刊誌に報告するが。


更に現代では一般人の情報発信力が非常に強くなっている。食べログやじゃらんなどといった紹介代理店で悪いコメントにまみれれば客足は遠のくし、amazonなどのオンラインショッピングサイトで悪い評判の商品は売れ残っていく。こうしたブログなどもその一つである。
その善し悪しは置いておくにしても、つまり個人が簡単に情報発信できる時代になってしまったがためのリーク事件の増加とも言うことができる。

企業として、どう防ぐべきなのか?

従業員からの情報リークは防ぐのが極端に難しい。しかし、不可能ではない。例えば銀行などでは、従業員はお金を扱う。

それらのお金に対して誤った行為をとった場合その従業員がどうなるかというのは、恐ろしい育成ビデオを見せられて学ぶことになる(全行がそうかは知らないが)。そうして従業員の意識を変えていくわけだ。


同じようにお客様の情報を扱う企業は、当然内部教育を施し、情報漏えいに対する教育を積極的に行っている。だが、例えば派遣社員だったり、例えばアルバイトだったり、そうした現場の末端レベルにまでその教育が行き届いているかどうか考えれば、そうではないケースも多数あるだろう。
社員が、派遣社員が、というレベルではなくお客様の情報を扱う業務があれば、その業務に関連する全ての人間に、徹底した情報管理教育を施す必要がある。

それは何も“社外秘”のスタンプでもなくフォントサイズ8ぐらいで“情報を他言しないこと”などと書くことではない。過去に情報漏えいした人間のケーススタディを見せつけ、事の重大性を説く事が肝要なのだ。

重大性を分かっていないから、漏らす。

ツイッターでこのような情報をリークする人間は、その情報を漏らしたことによって自分がどうなるかを考えられていない。考えられていれば、漏らさないからだ。つまり、彼らはことの重大性を理解していない。
まず、社外秘だということ、漏らしてはいけないことという教育をする。これは紙や一斉メール、または電子掲示板の通知だけでやっていれば十分ではない。現場まで含めて、口頭で伝えることが肝要。本当に、大事なことはface to faceで伝えよう。最近ほんと多いよ、メールだけで済まそうとする人間。


それだけだと、“どのぐらい重要なのか”という意識が中々芽生えてこない。例えば、パラシュートの点検や使い方などはどのような人間でも細心の注意を払って学ぼうとするだろう。不備や失敗があれば自身の命を落とすことになるから。
同様に、こうした情報のリークは、自身の解雇に繋がる、それだけに留まらず訴訟を起こされ多額の賠償金を背負うことになる可能性すらある。そうした、“何が起きるのか?”ということについて徹底的に教育すべきだ。

そこまでやって漏らすんだったら救いようがない。採用の選考基準を見直すか面接担当者の責任を追求した方がいいと思う。


多くの場合このような情報をリークする立場+リークしてしまう人間は若者であり、こういった教育は効果が期待できる。それと同時に、彼らにプロ意識を芽生えさせるきっかけにもなる。秘密を守れてこそ、一人前なんだと。自慢したくなる衝動を抑えられて、初めて社会人なんだと。

まとめ

堀北真希さんがとても好きなので今回の流出は黙ってはいられなかったけれども、こういった流出事件はゴマンとある。誰かに自慢したくなる気持ちは本当によく分かるのだけれど、それは自分の中にとどめておこう。

どうしても言いたいんだったら、インターネットが普及する前の時代に戻って考えてみよう。親しい友人や恋人、家族ぐらいだったんじゃないかな教えるのは。でも、本当はそれでも良くない。なぜなら従業員だけでなく教えた人だって、同じように情報をリークする可能性があるから。

自慢したい、教えたい情報があってもそれをぐっとこらえて、他言しない。そういった人間が、”大人”なんだと思う。それは、不満とか、愚痴とかもそうだけれど。もちろん声を上げるべきところは上げなきゃいけなくて、その判断が適切に下せるのも”大人”ならでは。私も”大人”目指して頑張っていきたい。

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