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Amazonギフト券やiTunesカードなど電子マネーの詐欺被害と防止法

昔のオンラインゲームで電子マネー詐欺、通称Webmoney詐欺

昔に比べて、今はウェブ上で決済する方法がとても豊富になった。私が昔オンラインゲームにハマッて居た頃はもっぱらWebmoneyという電子マネーを使用していた。これはコンビニなどで1000円などのカードとして買うことができて、主にオンラインゲームやSNSなどで使われていた。

私は得体の知れない運営会社にクレジットカードの情報を渡すのが怖かったので、この方法はとてもありがたかった。必要なのはカードの裏に書いてある番号だけ。それを一字一句ミスなく入力すれば、ウェブサイト上で課金されそれがゲームに反映される形だ。とても便利だし速い。

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同時に、その頃ネット上で多発していたのがWebmoney(電子マネー)詐欺と呼ばれるものだ。例えばあるオンラインゲームで珍しいアイテムを取引する際に、普通はゲーム内での通貨で取引を行うのだが手持ちが足りない場合、リアルでの通貨に頼ることがある。

それらはリアルマニートレード、RMTなどといわれ多くのオンラインゲームで禁止されている不正行為だ。

そうした際、リアルでの通貨のやりとりはほとんど全てWebmoneyで行われていた。ネット上で誰かも分からない人間に銀行口座の番号を知られたくないがための代替手段だったのだろう。当然、何が起こるのかは想像できると思う。

高価なアイテムをオンライン上で渡した瞬間、相手との連絡が取れなくなってしまった。しかし電子マネーは受け取れなかった。もしくはその電子マネーのコードを送ったのに、高額なアイテムを受け取ることができなかった。立派な詐欺だ。

しかし、ほとんど全てのオンラインゲームがRMTを禁じているため被害者は往々にして泣き寝入りすることが多かった。なぜならその取引一つで、自分が5年以上も積み上げてきたようなゲームのアカウントを停止されてしまうからだ。

詐欺師はレアアイテムへの欲とその弱みに付け込み、多数の詐欺を行っていた。似たような取引はゲーム内のアイテム取引だけに留まらず、ゲームアカウントそのものの取引やレベルアップ代行などでも行われており、それらにおいても詐欺が頻発していた。

電子マネー詐欺の被害はついに一般にも

あれから6年以上が経った今。コンビニにはiTunesカードやAmazonギフト券Google
Money、各種ネットゲームの専用通貨やダウンロードタイトルのプリペイドカードがズラリと並ぶようになり、この手の決済手段はもはや珍しいものではなくなった。

更にはパズドラなどに代表されるスマホゲームの台頭によって、アカウントの売買なども頻繁に行われるようになった。ガチャの売り上げを上げるためアイテム自体は交換できないゲームが多いが、アカウント自体は売買できるためだ。もちろん、前出のRMT行為となるのでほとんど全ての運営会社が禁じている事項ではあるが。

ここまで電子マネー決済が一般化してしまうと、当然電子マネー詐欺(Webmoney詐欺に関わらず)も一般化してしまう。それも、ネット黎明期のどちらかといえば“流行モノやネットに強い”はずの人達ですらひっかかってしまうような詐欺の手口に、スマホで初めてネットに触れたような方が的確に対応できる可能性は極めて少ないだろう。

昨日Yahooニュースでも取り上げられたが、ここ最近で急激に詐欺の被害件数が上昇している。このトレンドはしばらくの間続くと思われる。昔ネットで流行ったものが時間差で一般社会で流行り始めるというのはよくあることだが、これはその中ではよくないパターンに分類される。

電子マネー詐欺の被害にあったらどうすればいいの?

上で散々オンラインゲームの話をしたが、対策はそれに留まらない。まず、電子マネーを送って被害にあってしまった場合は、送った電子マネーのコードを必ず控えよう。

その電子マネーのコードは当然しかるべきルートで管理されており、誰が購入したか、誰が使用したかは当然分かる。そして購入者が“詐欺だ”と声をあげれば、そのコードを使用した人間はほとんどの場合特定することができる。

これは何も詐欺取引の際に起きた被害だけではなく、アダルトサイトの利用料徴収などの特殊詐欺の場合でも通用するので必ず送った電子マネーは捨てないで保存しておくこと。レシートも残っているとより好ましい。取引記録や連絡が途絶えた証拠をそろえてきちんと警察に届け出よう。

基本的にこの種の詐欺に遭ってしまった場合に取れる行動は少ない。なぜならプリペイドカード方式のため、そのコードの管理責任はそのコードを取得した人間にあるからだ。極論、自己責任というわけだ。更にたちの悪い事に足がつきにくいし、取引履歴も残っていない可能性がある。

電子マネー詐欺の被害にあわないようにするにはどうすればいいの?

治療より予防ということで、とても効果的な防止策は一つ。“信頼できる企業”以外との電子マネーのやりとりを行わないこと。対個人はもってのほかだし、企業だったとしても聞いたことのない企業なら、必ず事前にgoogle検索でリサーチしよう。

それが詐欺を行おうとしている場合、大体何らかの悪い情報がネットに流れている。悪い情報が流れている、もしくは極端に情報が見つからない場合は取引を差し控えよう。特に、電子マネー以外での決済方式を断る相手は疑った方が良い。それはできるだけお金の流れに足跡を残したくない詐欺師・団体の意向が現れているからだ。

まとめ

電子マネー詐欺事件は、オンラインゲーム時代のWebmoney詐欺の時代から数年たった今急に増加している。

このトレンドが続かないよう、一人ひとりが意識して電子マネーの仕組みを理解し、“なぜ相手は電子マネーの取引を要求するのか”、“果たして電子マネーでなければいけないのか?”を常に考えながら賢く使っていきたい。

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