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ベッキー不倫疑惑LINEやりとりの流出理由と情報漏えいの危険性

CM女王ベッキーと、CMソング常連のゲスの極み

ここ数日、週刊誌にベッキーと、ゲスの極みというバンドのボーカルの川谷の二人についての不倫疑惑が報道され、新聞やニュースなどでトップニュースとして扱われています。その流出経路について知る前に、情報漏えいがなぜ起きており、問題なのかを考える必要があります。

それにしてもコカコーラのCMから大きな話題になったゲスの極みというバンド、そして同じくCM女王に限りなく近く、スズキのアルトなどのCMでもその存在感を発揮するベッキー。

企業が多額の費用をかけて選定する広告塔がこのような不祥事を起こしてしまったことで、これから多大なマイナスイメージが付きまとうことでしょう。実際に、ベッキー出演が決まっていたCMが打ち切りになるという話も出ているようです。

(2/8追記) ベッキーはライン流出事件が原因で、年内いっぱいの休業に追い込まれてしまったようです。その一方で、ゲス極み川谷の方は特に大きな被害もなくコンサートの告知やチケットの追加販売告知まで行っているようです。全く、両成敗ではありませんね。

不倫騒動の渦中にあるタレントのベッキー(31)がスポニチ本紙既報通り休業すると、所属事務所が5日、文書で発表した。(中略)

期間は明かさなかったが、関係者によると、年内いっぱいに及ぶ可能性がある。

ベッキー休業を発表 年内いっぱいか?CM違約金等被害5億以上 (スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

たった一つのラインが流出してしまうだけで、CMや出演番組を打ち切られてしまい、芸能人生活に大ダメージを与えてしまう可能性があります。それだけ、ラインの流出などに代表される個人情報流出事件は恐ろしいことです。

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もちろん、不倫は絶対に行ってはならないし、不倫疑惑が本当であれば非難が殺到しても仕方ないでしょう。しかし、このLINEのやりとりが致命的な一打になったことは明らかです。なぜ、このような情報漏えいが起きてしまったのでしょうか。

これだけ情報漏えい事件が騒がれているのに、なぜ流出するの?

このブログでは情報漏えいや迷惑メールなどといった情報セキュリティの話を多くしてきました。なぜかというと、情報漏えいに対して無防備な方々が相当いらっしゃることに気づいたからです。

このブログを見ていただいている方は“対策していて当然”だったり、少なくとも何らかの問題意識を持っていらっしゃる方だと思うので、不思議に思われるかも知れません。

しかし、世の中は広いもので、情報セキュリティを全く意識していない方々も残念ながら存在しているのが事実です。主に、以下のようなタイプが多いようです。

 ・情報漏えいが起きる可能性をそもそも考えていない
 ・情報漏えいするわけないと思っている
 ・情報漏えいしたって“問題ない”と考えている

これらの考え方は、あまりにも危険すぎます。昔と今では事情が全く違っています。昔はそこまでネット上の情報に目を通したり、とりあえず人名をgoogle検索にかけるなどといったことはそうそう行われていませんでした。

昔はネットをするにも動作の重いPCを立ち上げながらPCの前に張り付いていなければいけませんでした。

ところがネットの急速な浸透、ユーザーのネットリテラシーの向上(セキュリティ面は除く)、スマホなどの持ち運べる小型デバイスによるネットアクセスの簡易化。
こうした多数の環境変化により、今や誰でも1分以内にネットにアクセスできるといっても過言ではない状況にあります。


例えば営業職の方などが、取引先の人名を検索し、会社名などの情報からSNSで情報を収集し性格などを細やかに把握した上で営業を行う、などということもできます。取引先の名前をとりあえずネットで検索なんて当たり前なわけです。つまり情報漏えいは命とりになります。

え、さっきの3タイプは別にその通りなんじゃないの?

・情報漏えいが起きる可能性をそもそも考えていない

・情報漏えいするわけないと思っている

・情報漏えいしたって“問題ない”と考えている

・情報漏えいが起きる可能性をそもそも考えていない

情報漏えいが起きる可能性を考えていないなど今の世の中ではありえないでしょう。世界中誰でも情報を漏らす可能性があります。何もサイバー攻撃のみが流出の原因ではありませんし、サイバー攻撃による情報流出は全情報漏えい事件の半分にも満たないなどといわれています。実際に日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)によれば、誤操作と情報管理ミスだけで実に80%近い割合を占めるとの報告があります。調査報告書については以下の記事でまとめています。

ラインやFacebookなどSNSでのセキュリティを高める為に知っておくべき7つのこと - オチェアーノ

平均的なスマホに対するセキュリティ意識では、ライン流出を防ぐことはできません。スマホにロックは当然ですが、それすら行っていない方もとても多いからです。理由は、面倒だから。見られるわけないから。大した情報が入っていないから。そうじゃないんです。

スマホにロックはもちろんのこと、できればラインにもパスコードロックをかけるべきでしょう。ラインのプライバシー設定から、パスコードロックを設定することができます。こうすればラインが立ち上がる度にロック解除を求められますので、飛躍的にライン流出の可能性を抑える事ができます。

・情報漏えいするわけないと思っている

ライン流出などの情報漏えい事件が起きるということは認識しているものの、自分が情報流出事件の被害に遭う訳がないと高をくくっている人達もいます。それは、いささか情報漏えい事件について危機意識が薄すぎます。決して情報流出は対岸の火事ではありません。

セキュリティソフトを入れているから大丈夫とか、自分はむふふな写真をパソコンに保存していないから安心だとか、そういう次元の話ではありません。例えば今回のベッキーの流出事件では、二人のLINEのやりとりが流出しました。セキュリティソフトとか以前の問題です。

・情報漏えいしたって“問題ない”と考えている

“問題ないと認識している”人も問題です。なぜかというと、一切、不都合な情報がない人間がいたとします。ガラス張りでどのような情報が漏れても問題ないという人間だったとします。しかし、自分から全て情報をさらけ出しているわけではないでしょう。あくまで、バレても怖くない極めてクリーンな生き方をしている方です。

それでも、不利益は生じます。流出した内容がよく話題になりますが、そもそも“流出するような環境”を作ってしまっている時点でアウトです。これは企業で考えてみれば分かります。例えば、特に公表はしていない社内の利益度外視の環境保全策が外部に漏れたとします。

漏れた内容は、むしろ会社のイメージを改善してくれるようなものです。
しかし、取引先の評価は駄々下がりです。それは、たとえ公開されても被害がない情報でも“漏らしてしまう”という土壌があるため、公開されると不味い情報も同様に“漏らしてしまう”のではないかと疑われるためです。


もっと簡単に、個人に分かりやすく言えば、口が軽い人だと思われるということです。“別に知られても問題ないけど・・・あの人言っちゃったんだ”と思われます。それが情報漏えいによる結果としても。

例えばパートナーが、二人のプライベートな写真を取りたいという風にお願いしてきたとします。そうした時、そのパートナーがfacebookの公開設定を誰でも見られるような状態にしてあったとしたら、少し躊躇しませんか?そして、facebookに写真を投稿するのが好きな人だったら、正直写真は撮りたくないと思いませんか?

なぜベッキーとゲスの極み川谷のやりとりは流出したのか?

ここはとても気になるところです。そして情報の出入り口を理解し、二人の状況をよく知ることによってその流出経路は絞ることができます。
ポイントは、“LINEでのやりとり”、“不倫に近い関係の相手との会話履歴”そして“有名人”だということです。それでは、一つずつ追っていきましょう。


“LINEでのやりとり”ということは、情報がやりとりされたのはスマホアプリ。そしてやりとりに使われたのは、ほぼ間違いなくスマホでしょう。(パソコンからというのもありえなくはないですが、可能性は非常に低い)

LINEの会社のセキュリティが破られでもしない限り(そしてそのような発表はない)、この情報にアクセスすることができるのは、物理的にベッキーか川谷、もしくは物理的にこの二人に近い人間になります。
次に“不倫に近い関係の相手との会話履歴”ということで、不倫をしている当人達が自発的にやりとりを公開するのは不自然です。

自発的な公開だとほぼ確実に不倫相手に伝わりますから。ましてや二人はCMなどで企業に起用されまくっている人気者、つまり“有名な人”。この線は考えにくい。
そうすると考えられるのは“ベッキーか、川谷に物理的に近い人間が、どちらかのスマホを盗み見し、LINEのやりとりを見た。(あわよくば自分のスマホで写真をとった)”ということ。


ベッキーはテレビでのイメージ戦略やCMで自身を全面的に売り出していることからマネージャーからの圧力などもあり、恐らく情報管理という意味では人一倍気をつけていた可能性が高いでしょう。スマホなども厳重にロックしていたと思われます。

そうすると曲やバンドの名前は売れているが、自分自身を広告にそう露出していない川谷の側から流出したと考えるのが自然かも知れません。

流出した結果、二人は今?

ゲス極み川谷の方は、一度テレビで深くお辞儀をした後音楽活動を続けているようです。正直なところ、不倫疑惑の中心人物でありながらとった対応はFAXでの謝罪と番組での無言でのお辞儀のみ。数年たったわけでもないのに不倫疑惑をかけられており、全くもって説明になっておりません。

対するベッキーも正直なところ、一方的な謝罪会見を行っただけで後は特段のコメントもなしで、普通に番組出演などをしているようですが・・・。もともと優等生キャラだったのもあり、今回のライン流出事件はベッキーにとって非常に痛手なのは明らかです。

好感度が高いと思われていたベッキーですが潜在的なアンチは多かった模様で、ついにその層が顕在化した形になっています。一時期は芸能界からベッキーを擁護するコメントも多かったようですが、今ではなりを潜めています。飛び火する可能性があるからでしょう。

今年に入ってから、SMAPの解散疑惑などで大いにゆれているテレビ界。その中でも本事件のインパクトは薄れることを知らないようです。

たった一つのライン流出から、ここまでの大事になる可能性を秘めているということが、情報セキュリティに対する意識改革の布石となることを願うまでです。しかし、不倫は絶対にいけません。

※2月2日追記 ベッキー、情報流出事件を受けて全番組・CM打ち切り休演へ

ゲス極み川谷は相変わらずの沈黙を保っているようですが、ベッキーについては契約していたCMを全て打ち切られただけでなく、出演が決まっていたテレビ番組も全て休演し、2月中旬以降は一旦テレビから姿を消すと予想されています。

ベッキーのツイッターは去年末の新年を祝うツイートで更新が途切れたまま、公式サイトには更新3回というようにほとんど音沙汰がなくなってきています。

また、

関係者によると、ベッキーは都内の自宅で静養中。かなり憔悴(しょうすい)しており、「母親がつきっきりで面倒をみているが、食欲もなく眠れない状態が続いている」という。

憔悴のベッキー「食欲なく眠れない」 母親つきっきりで面倒 ― スポニチ Sponichi Annex 芸能

というような記事がスポーツニッポンで公開されましたが、実際のところベッキーの母親はベッキーの妹の彼氏とバカンス旅行に行っていたことが発覚し、またも大炎上しています。ベッキーの妹の彼氏が、Twitter上で写真をアップロードしたことから発覚したようです。

上記のことからも分かるように、まず何か問題を起こしてしまったら嘘をつくのは論外です。今回この事件においては、情報漏えい事件から大炎上した不倫事件で、その騒動をなんとか収めようとする関係者の努力がツイッターなどを通した情報流出で水の泡、というか炎に燃料を注いでいるような状況になってしまっているのです。

不倫行為そのものはひとまず置いておくにしても、情報流出事件の危険性、いつどこで誰がどのような情報を公開するかわからないユビキタスネットワークの危険性の二つを理解する良い機会になったのではないでしょうか。

不倫行為自体に対しては、同類である矢口真里も”女性は結構浮気している”や”他人の不倫に口を出すな”などといった発言をしておりそちらにも炎上・延焼しようとしているようです。彼女も同じく不倫騒動に巻き込まれた一人です。(まぁ、当事者ですが)

一体何のデータを見て”女性は結構浮気している”などと一般の女性に対しても非常に失礼なことを言ってるのかさっぱり理解できませんが、”他人の色恋沙汰に口を出すな”という意見は少し分かる気がします。ただ、”結構浮気している”などという発言は非常に軽率で、その他発言もピントがずれてしまっている以上かばうことすらできていません。

芸能人、特にCMに出演する以上はクリーンなイメージを求められるものです。なんで芸能人だけ、という声も時々上がるようですが彼らは民衆の前に出て”顔”を売っているわけです。当然その”顔”に泥が塗られるようなことがあれば、人気は下がっても仕方がないでしょう。

特にネット成長期の現代ですから、いくら”ネットは見ない”などと言ったとしてもその影響がゼロになることはありません。そのような発言は、”テレビを見ない”と言っている人間と何ら変わりがないことを理解しておくべきでしょう。

まとめ

有名人だから情報漏えいのインパクトが大きい。これは違います。誰であってもインパクトは大きいのです。社内不倫の情報が漏れてしまった瞬間、懲戒解雇になる可能性だって0ではありません。

そもそも会社に居づらくなって辞めざるを得なくなるかもしれません。家庭もぶち壊しです。ありとあらゆるものがネットに繋がる現代を生きる私達は、情報漏えいを軽く見ないようにする必要があります。

誰でも漏れると困る情報の一つや二つは持っていますし、一つもなかったとしても漏れたこと自体が非難されます。

そして、今や情報セキュリティは個人を守るものだけではなくなっています。企業では昔からそうでしたが、今では個人においても情報セキュリティを強化することはマナーとも言える状況になってきているのです。

今回の事件を大きな教訓として、早いうちに情報セキュリティについての意識を高め、気をつける様にしたいものです。

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