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ジュリアン・アサンジの現在の姿、今尚軟禁監禁当たり前

ウィキリークスの創始者、ジュリアン・ポール・アサンジ

ジュリアン・アサンジという男を覚えているだろうか。ウィキリークスの創始者であるジュリアン・ポール・アサンジは現在、未だに、イギリスのエクアドル大使館に身を潜めている。

もう彼是2012年から3年以上の間にわたって、同国大使館から一歩も出ていないのではと推測される。

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というのもエクアドル大使館周りでは厳重な警戒態勢が敷かれており、イギリス政府がアサンジの身柄拘束を狙っているためだ。大使館内に留まっている間はイギリス政府は手出しはできないが、一歩でも外を出た瞬間に捕まえられてしまうだろう。

外交官ではないので外交官特権を行使することはできず、車で大使館から出たとしても移動後も警察車両に追跡され、車から出たところを確保されるに決まっている。

要するに、アサンジは今軟禁状態にあるのだ。しかも、いつ解放されるかも分からない。一度捕まってしまえば、イギリスからスウェーデンに引き渡され、その後アメリカに連れて行かれるのは明白だ。

アサンジはそれをもっとも恐れている。ウィキリークスで大損害を与えた、アメリカに連れて行かれることを。

なんでそんなことになったの?

ウィキリークスでは米英を中心とした国家機密などの文書を大量に流出・公開させており、トップシークレットの文書が流出することなどで国家が隠蔽し続けていた悪事などが一挙明るみに出ており、国家レベルでの自国民に対する諜報活動などに批判が続出している。エドワード・スノーデンによるNSA監視プログラムの暴露事件後、更にその勢いは高まっている。

ウィキリークス自体はもともとダークウェブに近いような場所で、誰にも目に止められることなく水面下で行われていた共有活動だったらしい。が、8年ほど前に一躍世間の脚光を浴びてしまうことになり、あっという間に世界が知ることとなった。そしてまもなく世界中から検閲される対象にもなるのだが。

ウィキリークスについてはまた別の記事で触れることにするが、とにかくそういった国家にとって嫌われる要素満載のウェブサービスの創始者である。よって、特に流出被害の大きい欧米諸国が彼を逮捕しようとやっきになっているのだ。

何で捕まえられようとしてるの?

アサンジはスウェーデンにて性的暴行容疑をかけられており、それを主な動機として逮捕されようとしている。しかし、その容疑についても一度逮捕状を取り下げられたり、検察官がその容疑について疑問を持っているなど容疑に容疑がある状態だ。暴行が事実がどうかは分からないが、冤罪である可能性も十分に存在している。

それ以上に、ウィキリークスとアサンジを疎ましく思う欧米諸国の圧力により、不当な疑いをかけられていると考えることの自然性も納得できる。彼が自由に行動し続ける限り、各国はいつ、自国の機密情報を漏らされるかと思うと気が気でないわけだ。

軍による民間人暴行などの動画も内部告発者を通して漏らされており、流出した組織にとってはいつ致命的なダメージを受けるかわからない不気味なサービスだからだ。

更に、最近になってアメリカのNSAによる国家レベルでの国民などに対する監視プログラムがエドワード・スノーデンという元職員に暴露された。その結果米国民からの強烈な批判をあびせられ、そのプログラムは今は終了したとアナウンスされている。アサンジはそのスノーデンに対する支援を続けているとのことだ。

で、今アサンジは何してるの?状況は?

エクアドル大使館の周りには大量の警察官が昼夜問わず滞在しているといわれている。それらの警備体制に使われる税金は1800万ドル以上にもなるといわれており、イギリス政府はエクアドルに対して強烈な批判を繰り出している。しかし、今も尚、アサンジはエクアドル大使館でぬくぬくとしている。

実はエクアドル政府もスウェーデンでの“オープンな”裁判を行うよう求めてきた過去があるそうだが、結局のところは交渉が決裂している。

恐らく今イギリスやスウェーデンはアサンジの罪そのものにたいした興味を持っていない。ただ、身柄を引き渡せと強く要求するアメリカの圧力そのままに動いているだけだろう。

いずれにしてもロンドン警察もアサンジが亡くなるまでイギリス国民の多額の血税を使ってまで監視し続けることはできないだろうし、イギリス国民にとってみればむしろアサンジの側につく人間も多いはずだ。

いつまでこの厳戒体制をとり続けられるのか、それともその前に政治的決着が付いてしまうのか。今後も注目していきたい。

ジュリアン・アサンジの2016年最新動向(5/17/2016追記)

2016年に入ってもなおロンドンのエクアドル大使館内に住まざるをえないジュリアン・アサンジに対して、国連作業委が”アサンジ氏は恣意的な拘束”を受けているとして、すぐ解放されるべきだと主張している。

この意見に対してイギリスのキャメロン首相は”バカ”と批判し、3月には国連に対して上記意見を”致命的な欠陥”があると批判し、英外務省が国連に再調査を求めた。

とはいえ、第三者視点で冷静に見ると建物の外に出れば確実に逮捕される元凶は、イギリス政府による恣意的な拘束という批判はその通りとしか言えないほど明確。

 

それを確実にわかっていながらも真っ向から否定する様を見ると、もはや意地の張り合いだ。それだけに、ジュリアン・アサンジのエクアドル大使館亡命については更なる長期戦が予想される。

しかし、イギリス国民もバカではない。既に2000万ドル近い額が大使館周りの警備や事務処理などに使われており、血税が無駄に使われ続けることを批判する声は日に日に大きくなっている模様。

 

今年中には何らかの動きがあることを期待したいものだ。アップデートがあり次第、アップデートしていきたい。

 

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